雷雨の日には

ピカリ

1、2、3、4、5、6、

ゴロゴロ・・・

「うわぁ!」「きゃあ!」

あぁ最低最悪だ。
なんでさっき帰らなかったんだろう。
私は今軒下で雨宿り中だ。
急に雨が降り出したと思ったら雷が鳴りだした。
しかも結構近いらしい。
雷が光って鳴る間の時間がだんだん速くなってる。
雨足も強いし。
しかも愛用の傘を家に置いてきてしまった(だって家出たときは曇りだったから!)
新八は今日は万事屋には来てないし銀ちゃんはきっとまだ寝てる。
・・・最悪だ。
はぁぁ、と深いため息をついたら前に人の気配。

「雨宿りですかィ」

やっぱりコイツか。今日はついてない。

「・・・好きでここにいるわけじゃないアル」
「ついてないですねィ」

ニヤニヤしながら言うアイツに殺意が芽生えた。

「・・・雷にうたれて死ネ」
「そんな物騒なこと言っちゃいけやせんぜ」

コイツ、自分は傘持ってるからって、むかつくアル。

「とっととどっか行けヨ」
「そういえばニュースで雷雨はだんだん激しくなるって言ってたなぁ」
「・・・」
「確か落雷の危険があるから外を出歩くな、っていってましたねィ」
「・・・」
「そろそろ帰るかねィ、ドラマの再放送も始まるし」
「・・・て」
「・・・何ですかィ?聞こえねーや」
「い、入れてけって言ってるアル!」

(くそっこのサド野郎!わかってるくせに!)
別に雷なんか怖くないアル!ただドラマ再放送が見たいから早く帰りたかっただ
けネ!
必死に言い訳してもコイツはニヤニヤしながら私を見て傘を差し出した。

傘に入ったとき胸が高鳴ったのは雷鳴のせいだ!