あぁ、つまらない
入院してもう一週間だ
もう怪我も治ったし、こんな窮屈な空間から早く抜け出してやりたい

今は一人、銀ちゃんも新八も久々の仕事の依頼がきたから行ってしまった
定春は入ってこれないし

あぁ、つまらない

いっそのこと抜け出してしまおうかと考えていたらいきなりドアが開いた

「銀ちゃん?」
「・・・旦那じゃなくて悪かったでさァ」

アイツだった
銀ちゃん?とかいっちゃったアル
ちょっと恥ずかしかったけど、まぁいいか

「何しに来たアルカ、一人?珍しいアルナ」
「いつも近藤さん達と一緒にいる訳じゃありやせんぜ」
「・・・だから、何しに来たって聞いてるアル」
「・・・」

うわ、顔そむけやがったアル
むっかつく野郎だ

「無視かヨ、オーイ」
「・・・生きてるか確認しに」
「はぁ?」

生きてるか、だと?なめてんのかこの野郎

「私夜兎ネ、ちょっとやそっとじゃ死なないアル」
「あぁ・・・そうだよなァ、そうだ夜兎だったもんなァ」
「お前、どうした?頭狂ったか?」
「そうかもしれやせん、俺ァ狂っちまった」
「・・・何しに来たアルカ、正直に言うアル」
「お前が、生きてるか」

まだ言うか

「・・・大丈夫か、気になったんでィ」
「・・・」
「あんた、俺と喧嘩してるときと全く違った」
「喧嘩?」
「あぁ、高杉と、戦ってるとき・・・俺は本気だったのにお前は本気じゃなかったんですねェ」
「・・・そんなこと無いネ」

アイツがこっちを見る
目、曇ってるネ

「私、いつでも本気アル。女はいつでも本気アルヨ」
「・・・そーかぃ」
「だから」

「そんな悲しそーな目ェすんのやめろヨ」

そういってアイツの頬に手を伸ばした
冷たい

「・・・あったけぇ、生きてるんですねィ、本当に」
「お前、しつこいヨ、私無敵アルから」

ハハ、と笑われて腕を引かれてアイツに抱かれる感じになった
結構きつい体制だけど、あとちょっと、我慢してあげよう



おまけ