「銀さん!怪我大丈夫なんですか?!」
「おー、ダイジョーブダイジョーブ」
「よかった・・・」
明らかに棒読みっだたのに新八は気がつかなかったようだ
また涙ぐむ新八を怪訝そうに見る銀時
「?オイ新八、どーしたんだよ」
「おせぇぞ!」
「ぇ、多串君?なんでゴリラとかいるわけ?ってかこの騒ぎ何?」
「土方だ!いいから周り見てみろよ!!」
「はー?」
やる気のない目で周りを見渡す銀時
しかし、ある一ヶ所を見たとたん顔がこわばり目が見開かれた
その視線の先には無惨にも折れた傘とピンク色の髪が赤く染まった神楽が血に染まって倒れている
「神楽?!」
倒れている神楽の元に走る銀時
それを遮るように生き残っていた浪士達が銀時の前に立ちふさがる
無理だ、そんあものでは今の旦那を止めることはできねぇよ
銀時は浪士達をなぎ倒していく
あれが白夜叉
昔は天人に向かっていった人が今は昔の仲間に向かって行っている
大切なモノを守るため
そして銀時は高杉の前に立った
「高杉・・・」
「よぉ、銀時久しぶりだな」
「お前・・・神楽に何した」
チラ、と神楽を見る高杉
「何もしてねぇよ」
「黙れ!」
「そんな睨むなよ」
「てめぇ・・・何しやがった」
「しつこいぜ、その怪我は俺だけがつけたんじゃねぇよ」
そう言って高杉は低く笑った
「黙れ!お前は・・・」
「そいつが何で俺とそんなになるまで戦ったか教えてやろうか」
「・・・」
「教えてやるよ、そいつはお前を守るためにそんな姿になっちまったんだ」
「・・・俺を?」
不気味な笑みを浮かべ話続ける
「俺がお前を昔の白夜叉の頃のお前に戻してやる、っていったらそいつが俺に向かってきて戦った」
「・・・」
「まぁ、そのせいで自分の押さえていた獣も呼び起こしてしまったようだがな・・・」
「・・・」
「それで俺と戦って、自分の中の獣と戦って。結果そのざまだ」
バカにしたように笑いキセルを吸う
神楽が俺を?
こんなになるまで?
白夜叉にならないように高杉から俺を?
高杉は続ける
「それでそいつは獣を押さえて辰羅も殺らずに自分は大怪我して俺に向かってきた」
辰羅?あの夜兎と同じ戦闘部族の?
「その時そいつにはきっと一つしか頭の中になかっただろうよ」
「・・・何がだよ」
ニヤッと銀時を見て笑う
「俺を殺す、ってことだけだ」
「・・・」
「まぁ、俺を殺すことは出来なかったが今日は面白いモンみせてもらったぜ、
またいつかそいつの前に現れてやる。そいつにいっとけ、今度は上手く、俺を殺しにこいってな」
そういうと高杉はまた子達と共に素早く準備してあった飛行船にのった
「待て!高杉!」
「あぁ、一つ良いこと教えてやるよ、そいつの父親ちゃんと生きてるぜ」
「待て!高杉・・・!!」
やがて飛行船は黒い点になり見えなくなった
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