いつもと変わらない1日

いつもどおり朝が来て

いつもどおり家をでた

なのにそのいつもどおりは学校の下駄箱をあけたとたん

崩れ去った



この想い 君に届け 




ドサササッ



下駄箱を開けたとたんコレはいったいいつの漫画の展開だ、と思った
大量に落ちてきたのは

チョコレート

1つ1つキレイに、かわいらしくラッピングされている
そう、今日は2月24日
女の子の一大イベントだ
眼下に散らばるチョコレートを見て、どうしようか、と考えていたら聞き慣れた声

「わ!お前こんなにチョコもらったアルカ!」

私もほしいアル、とか言いながら上履きに履き替えている

「で、ソレどーするアルカ?運ぶの手伝ってやろーか」

床に落ちた大量のチョコを指さし平然という神楽

"あぁ、クソ・・・お前には嫉妬とか何かそういうのはないのか”

そんなことを考えていたらムッとした顔の神楽が目の前にあってびっくりして頭を下駄箱にぶつけた

「オイ!運ぶアルカ?なんなら私が全部貰っちゃうヨ」

あぁ、その方が良い
ほしくもないヤツから貰ったって、何の意味もないから

「・・・どうしたらいいと思いますかぃ?」

そんな気持ちは胸の中に押し込めて

「・・・私に聞いてどうするアル、自分で決めろヨ」

いきなり不機嫌になる神楽
もしや、と思い言ってみた

「じゃぁ、捨てますかねぃ・・・貰ったやつ全部」

捨てる、という単語の反応する神楽

俺の中でもしかして、が確信に進化をとげた

「・・・ソレって・・・今日貰うチョコ、全部?」
「あぁ、全部」
「・・・」

黙り込む神楽
そんな姿を見るとなぜか楽しくなる
コレがサド心ってもんなんですかねぇ

「ホラ」
「?」

いきなり神楽の前に手を突き出す沖田

「何アルカ」
「チョコ、俺にくれるんだろ?」
「!」

顔を染める
可愛い、不覚にもそう思ってしまった

「ホラ、チャイムなっちゃいますぜぃ」
「・・・」

無言のままスカートのポケットから取り出したのは少しぐちゃぐちゃになったラッピングのチョコレート

「手作りですかぃ?」
「・・・そーヨ」
「へぇ、じゃぁ死なないように気をつけねーとな」
「うるさいアル!」

照れ隠しの殺人パンチを受け止めそのまま手をにぎったまま歩き出す

「なっ、ちょ、やめろヨ!はなせぇ!」

顔をさっきより赤くしながら叫ぶ

「いーじゃないですかぃ、今ここに最強カップルの誕生だぜぃ」
「誰がカップルかぁぁぁ!!」
「まぁまぁ、いいじゃねぇですか、細かいことは」
「ぜんっぜん細かくないアル!!」

言い争ったまま教室に向かう2人








       嗚呼、どうか願わくば      このチョコのように      ゆっくり ゆっくりでもいいから 
                                       
                                                          

                          君に思いが   届きますように













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アトガキ

100ヒット踏んでくれた蒼見さんに。
季節感めっちゃ無視!
すいません
そしてなんだか中途半端ですいません・・・