消えない血


「お前」

「何でィ」

「血のニオイするネ」

「血のニオイ、体に染みついてる」

「・・・わかんのかィ」

「わかるネ、すごく臭うヨ」

「他の人には言われたこと無いですぜ」

「それは血に染まったコトがない奴らだけアル」

「・・・」

「そいつらは幸せ者ネ、だからわからないだけネ、
 まぁ、わかる人もいるかもしれないケド」

「お前は幸せじゃァないのかぃ?」

「今は、幸せアル、すっごく」

「今は?」

「昔はたっくさん悪いコトしたネ、私、夜兎ネ、戦うの大好きだし」

「そうかィ」

「だから、わかるネ、銀ちゃんもヅラも多串君もゴリラも・・・きっとたくさん血浴びてるネ
でも、誰よりも、1番、臭う」

「そりゃそうだ、俺ァ切り込み隊長だし、好きでやってるし、
近藤さんや土方さんに比べるとたくさん人を切ってまさァ」

「・・・お前、後悔してる?」

「後悔?まさか、自分で選んだ道だ、後悔なんざしねェ」

「ふーん」

「お前は後悔したのかィ?戦うことを選んだとき」

「したヨ、でも、選んでなかったらきっと銀ちゃん達に会えなかったネ」

「へぇ・・・」

「でもネ」

「なんでィ」

「後悔したって、血は消えないのヨ」


Title by ごきげんよう。