昼休みの攻防戦
お昼休み それは生徒達の憩いの時でもあり戦いの時でもある
キーンコーンカーンコーン
おなじみのチャイム
いつもなら授業の始まりと終わりを告げるチャイムが昼休みの時だけ戦いのゴングとなる
戦場は購買場
「おばちゃん!メロンパン!」
「焼きそばパン1つ!」
「ラスクかおっかなぁ〜」
パンに群がる生徒達の群れからはずれて神楽と新八がたたずんでいた
「うわぁ〜相変わらずすごい人」
「みんな意地汚いアルナ」
「イヤイヤ、言ってる君も酢昆布食べてるでしょ」
「うっさい眼鏡。私は意地汚くないネ、むしろ眼鏡かけてる奴の方が」
「はいはいわかったから。じゃぁパン買いに行ってくるね」
「新八あの群れの中につっこんでいけるアルカ」
「ちょっと自信ないけど・・・ってかどんだけ僕をバカにしてるの神楽ちゃん」
「私が買いに行ってあげるヨ、おれいにパン半分ネ」
「それが目当てかぁぁぁぁぁ!!!」
まぁ、ホントにこの中につっこんでいって無事パンを買えるかと言われたら無理だから正直神楽ちゃんが申し出てくれてよかった
・・・代償はつくけど
「なんのパンがいるアルカ?」
「焼きそばパンと・・・メロンパンと・・・あとは好きなの買ってきていいよ」
「マジでか!じゃぁ行ってくるヨ!!」
神楽が戦場に行って少ししたら土方と沖田がやってきた
「あ、土方さんもパンですか」
「あぁ・・・すごい人だな」
「そうなんですよ。だから神楽ちゃんが買いに行ってくれてるんです。お礼をあげないといけないけど」
「チャイナがねぇ・・・まぁお前がいってもはじき返されるだろうしな」
「あはは・・・」
ホントにこの人達はどれだけ僕を弱っちぃ奴だと思ってんだ・・・
「チャイナが行ってんなら俺も行かないとなぁ、よし。土方さん俺が買ってきてやりまさぁ」
「・・・おらじゃぁ買ってこい、いいかあんパンとツナマヨネーズパンな」
「へぃへぃ。あんパンを犬の飯に昇華するたぁ・・・あんパンの風上にも置けませんなぁ」
「なんだあんパンの風上ってよぉ、お前はあんパンのまわし者か!・・・いいから買ってこい」
「うっせぇなぁ・・・」
そういって人混みに突入していく沖田
「神楽ちゃん遅いなぁ・・・」
「沖田と喧嘩でもしてんじゃねーのか」
そういえば沖田さんも神楽ちゃんが行ってるなら・・・っていってたな・・・
「へたしたら昼休み終わるな」
「そんな・・・」
自分でいっとけば良かった・・・
わぁぁぁぁぁ!!
「?!」
いきなり戦場のほうから歓声が上がった
「まさか・・・」
「・・・あの馬鹿野郎どもが・・・」
やれぇぇぇぇ!!いいぞぉー!
「ほぁちゃぁぁぁぁ!!」
「死ねぇぇぇクソチャイナァァァァァァ!」
「・・・自分で買いに行きますか」
「そうだな」
生徒達が観戦に夢中になっている間にパンを買う2人
輪の中で戦い続ける2人
戦いは残り数分
もうすぐ終戦のゴングが鳴り響く
Title by 空高風感。