『はっぴーにゅぅいやーpart3』
万事屋をでて、はや1時間
とりたて行くところはないけどゆっくりと歩いていつもの散歩道をたどる
「寒いアルなぁ」
ハァ、と凍えた手に息を吹きかける
じんわりと暖かくなったけどまたすぐに冷たくなるのだろう
「ふぉー・・・寒いぃー・・・」
あまりの寒さに独り言を呟きながら早足でいつもの公園に行く
寒いなら帰ればいいのに、という気もするけどいつもの散歩コースを崩すのは嫌だったからとりあえず寄ることにする
「誰もいないアル。やっぱり寒いもんネー・・・」
ハァーッと白い息を吐き出していつものベンチに座る
「蒸気機関車ですかぃ?」
「!!」
あのお祭り騒ぎから抜け出してブラブラと道を歩く
やっぱり元旦ってのもあるのか、道には人っ子一人歩いていない
ネコですら見ない
なんだか、この町で一番偉くなったかのような錯覚を感じる
通りかかったいつもの駄菓子屋も閉まっている
空を見上げると雪の降ってきそうな空模様だ
途中で買った缶コーヒーを手で包み暖まる
こりゃぁ早く帰った方がいいかもしれねぇなぁ
そう思ってUターンすると公園に今の季節ではありえないピンク色がみえた
自分の口端がゆるんだ気がした
あぁ、これがさっきの予感か?と思いながら
「お前・・・何するアルカァァ!!」
「何って、何も」
「嘘つけぇぇえ!」
いきなり背後から声をかけられ、さらには沖田が持っていた缶コーヒーをほっぺたにつけられた
「いきなり何アルカ!びっくりするダロ?!」
「まぁ、俺ァ人をびっくりさせるのが趣味でしてねェ」
「サド・・・」
はぁ、と自分の手に息を吹きかける神楽を見て膝の上に缶コーヒーを投げた
「?」
「やる。まだ暖かいし」
一瞬ぽかん、としていたけど缶コーヒーを握りしめる
「・・・暖かいアル」
ニッコリ笑う神楽を初めて見た気がする
しかも俺が渡してやった缶コーヒーで
旦那に対して笑ってるのは何度も見たことあるけど
「で、どーする?今年初バトルでも?」
この微妙な空気に耐えられなくなって問いかける
「うーん・・・今日はやめとくアル、せっかく良い気分だし」
「・・・ふーん」
「お前、もう帰るアルカ?」
「あぁ。雪降りそうだしな」
「ふーん、じゃぁ私も帰るヨ」
ぴょん、とベンチから飛び降りて俺と肩を並べて歩く
「喉乾いた・・・これ、飲んで言いアルカ」
「いいけどソレ、コー・・・」
俺の言葉なんか聞かずぐいっと缶コーヒーを一気飲みする神楽
その顔はものすごかった
「まずっ!苦い!」
「馬鹿だろ」
はは、と笑いお互いが分かれるところに来た
「じゃぁな」
「オウヨ」
簡単な言葉を交わして分かれる
「オイ!」
「なんでさァ」
ふり返って返事すると、ニカッと神楽が笑っていた
「はっぴーにゅぅいやー!!アル!」
「・・・あけましておめでとう、だろ・・・」
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アトガキ
終わったー
なんか微妙・・・とかいわないで。
今年もいいことありますよーに!