「私、結構オマエの事好きかも」
思わず飲んでいた牛乳を吹き出してしまった。
ある日の昼下がり、ドッキリ
「なっ、何でィいきなり」
場所は屋上、普通立入禁止だけど俺にかかっちゃそんなもん意味はない。
(第一、禁止と言われたら入りたくなるもんだ。規則は破る為にある!)
話を戻そう、いつも通り屋上で神楽と昼飯を食べて食後のマッタリタイムを満喫していたところだ。
温くなった牛乳を飲みほしていると隣で酢昆布をくちゃくちゃと噛んでいる神楽が口を開いて冒頭の台詞を言った。
なるべく平静を保って言い返したけど内心パニクっていた。
好き?誰が、誰を?
俺と神楽は付き合う、とかいう関係じゃない。
俺の一方的な片思い、だと思ってた。
今の台詞は、そういう意味で受け取っていいんだろうか。
「好き、って、」
「って、って何アルカ。意味知らないアルカ?オマエ」
「知ってら、違くて、ライク、とかラブとかあるだろィ」
「なんで英語」
「わかりやすいと思ったんでィ」
「まぁわかりやすいケド」
「で、」
どっちでィ、そう言ったらニヤッと神楽は笑った。意地の悪そうな笑い方で。
「ソレ、私に言わす気カ?」
(この、サドチャイナが)
「・・・そこの酢昆布娘、俺と―――」
(ニッコリ笑った君の顔が一生頭から離れない)