おしえろや、アドレス。


「ねぇ、神楽ちゃん、携帯のアドレス教えて?」
「ウン!姉御のも教えてアル!」
「お妙さん!おれにも・・・」
「どこからわいてきたんだこのゴリラァァア!」


僕等の学校生活

アドレス交換


横の席を見ると姐さんと神楽がアドレス交換をしていた。
(ってかこいつ、携帯もってたのか)
なんとなく神楽が携帯を扱う姿を想像したら笑えた。

「何ネ、人のこと見て笑って。ウザイアル」
「いーえェ。笑ってなんかいませんぜ」
「嘘つけ。正直に言ってみるヨロシ」
「お前が携帯使うトコ想像したら笑えただけでェ」
「うっさいね!私だって携帯ぐらい使えるアル!」

正直に言え、っていくから言ったのに怒られた(まぁ、予想はしていたけど)

「ありがと、神楽ちゃん。メールするわ」
「ウン!私もたくさん送るアル!」

神楽は声をかけてきた姐さんの方を向いて満面の笑みで言った。
さっきまで俺に凄い嫌な顔を向けていたくせに。

「トーシローも教えるアル」
「あ?」
「アドレス!ほら、携帯かすヨロシ!」

そう言って赤外線送信でアドレス交換をしていた。

「チャイナ、俺にも教えろィ」
「笑った奴には教えないネ!」

ベーと舌を出してきた。
まだ根にもってんのか。ま、コレも予想済み。

「教えてくれたら、コレ、あげますぜィ」
「・・・酢昆布!!」

じゃん、と酢昆布を掲げて見せたら飛びついてこようとした(もちろん酢昆布に)から
サッと届かない高さまで酢昆布を掲げる。

「ほしいかィ?」
「ほしいアル!」

本当にほしそうな顔をしている。(この酢昆布娘が)

「じゃ、アドレス教えろィ」
「おうヨ!」

そして交換。
こいつは本当に酢昆布のためならなんでもやりやがらァ。
神楽のアドレスを見ると、@の前は、su-konbu.と書いてあった。
これからどんな悪戯メールを送ろうか考えたら楽しくなってきた。

(ちなみに俺の@の前は、sadistic.die-T.H.だ)


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