春は睡眠の季節だ!

ここは静かな空間。 Z組みたいに煩くない。 それはそうだろう、ここは図書室なんだから。



僕等の学校生活

昼休み、図書室



「・・・終わらないアル」

今は昼休み。あと15分程で5限目が始まってしまう。
でも戻れない。コレを終わらすまでは。
机に突っ伏して負のオーラ出している神楽の顔のしたには1枚のプリント。
次の授業で使うプリントで宿題だったのだが神楽は昨日帰宅してすぐ寝てしまったのでやっていない。
きっとやらないでいけばあとで呼び出されるに決まってる。
だからさっきからプリントとにらめっこしているのだが全くわからない。降参。
いっそのこと、さぼってしまおうか・・・。

「オイ」

あぁ、もう日本なんか嫌いアル・・・。

「オイ、起きてんだろ」

あンだヨ、煩いアル

「何か用かコノヤロー!」

八つ当たりで声をかけてきた人に顔を上げて怒鳴った。

「てめぇ、良い度胸してんじゃねーか。俺が何かしたか」
「あ、えーと・・・つちかたじゅうしろう?」
「誰だソレ!土方だ!ひじかたとうしろう!」
「あ、ソレソレ」
「・・・もういい。総悟見なかったか?」
「沖田?見てないネ」
「じゃぁ、見たら教えてくれ。あの野郎また委員会議さぼりやがって・・・」
「トシローも大変アルナ」
「何?トシローって。アレか、あのメジャーで有名な野球選手的なアレなのか」
「そーヨ、トシロー、お前もメジャーへ行くアル!」
「行くか!・・・ったく、で、お前は何やってんだ?」
「見てのとーりプリントと格闘中ネ」
「あっそ。まぁがんばれや」
「待つアルゥ!」

ガタン
グイッ
ズルッ
ドスッ

ちなみに神楽が席を立って土方の制服を引っ張りその拍子に土方が滑って床にこける、と言う効果音だ。

「ってぇな!なんだよ本当?!」
「こんな目の前で困ってる少女を見捨てるアルカ!」
「ドコに少女?!」

そういいつつ、いまだに自分にしがみついてる神楽を見る。
かなり必死で制服を掴んでいる。
おかげで制服に皺が寄った。

「わかったから、ホラ早く見せてみろ」
「本当アルカ!さすがトーシロー!」
「普通に呼べるんじゃねーか・・・」

あと10分。
あと10分でこの真っ白なプリントを埋めなくてはならない。

「トーシロー、ココはどーやるネ」

神楽の声で思考回路が切れる。

「あぁ、ここは・・・」

総悟の野郎も探さなくちゃいけなかったのに何で俺は神楽のプリントの手伝いやってんだ?
なんだかこれから先神楽にも振り回されそうな気がして背筋が寒くなった。
(振り回されるのは総悟で十分だ!)


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